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『コルベ』川下勝(清水書院)

『コルベ 人と思想122』川下勝(清水書院)

新装版2016年
234頁




目次(収録作品)

序章 囚人番号一六六七〇
1 コルベ神学生
   ライムンド少年
   師父との出会い
   マキシミリアノ神父
2 マリアの旗のもとに
   聖母の騎士
   ニエポカラヌフにて
3 東洋への宣教
   東洋との出会い
   苦しみを超えて
4 身代わりの死
   ニエポカラヌフの院長
   感謝の手紙
   騎士の勝利

アウシュヴィッツで他者のために命をなげうって,餓死監房にくだった一人の人間がいた。彼は,人間の尊厳を否定する巨悪の力に立ち向かった,現代の預言者である。彼は,「憎しみからは何も生まれない。愛だけが創造する」という言葉を残している。この言葉は,憎悪,不正義,人間性の破壊という悪の力が渦巻く世界にあって,確かな重さを持っている。本書は,彼自身の言葉を辿りながら,餓死室に赴いたこの現代の預言者の姿に迫ろうとするものである。

出典:清水書院公式サイト

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