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『「野蛮」の発見―西欧近代のみたアフリカ』岡倉登志(講談社現代新書)

『「野蛮」の発見―西欧近代のみたアフリカ』岡倉登志(講談社現代新書)

1990年
241頁
定価:641円(税込)




目次(収録作品)

プロローグ ガリヴァーとロビンソン・クルーソー

第1章 前近代の人々が抱いたアフリカ像
(古代人のアフリカ「発見」/ルネサンス期のアフリカ観)

第2章 ヨーロッパ近代人の多様な野蛮観
(ヨーロッパ近代人の野蛮観の変遷/黒い肌への嫌悪・蔑み/サブスタンスへの旅人/フランス啓蒙思想家の野蛮観/ユートピアとしての野蛮/ダンディズムとアフリカ/オリエンタリズムとアフリカ)

第3章 宣教師と探検家の役割
(宣教師たちによる「野蛮」再発見/探検家たちの「野蛮」の発見)

第4章 社会進化論者のアフリカ観
(社会進化論の発生/社会進化論と海外への膨張)

第5章 アフリカ社会への理解者

第6章 「野蛮」の創造と「文明」の発見
(「野蛮」の創造/「文明」の導入とアフリカ人の抵抗)

リンネを嚆矢とする人類の階層化。逆ユートピアとしての「野蛮」への憧れ。西欧近代は、外部世界=「野蛮」の発見によって成立した。ルソー、サド、宣教師、探険家らの思想を追いながら、歪められたアフリカ像と黒人差別の根源を探る。

楽天ブックス商品説明より

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