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『父・萩原朔太郎』萩原葉子(P+D BOOKS)

『父・萩原朔太郎』萩原葉子(P+D BOOKS、小学館)ペーパーバック

2022年
251頁




目次(収録作品)

晩年の父
幼いころの日々
父の再婚
再会
折にふれての思い出(一)
折にふれての思い出(二)

「新版」あとがき

娘の目に映った“不世出の詩人”の真実

――父はお酒を飲むと、まるでたあいない子供になってしまう。そして酔ってくると、次第にお酒をびしゃびしゃお膳にこぼしはじめ、それにつれてお菜を、膝の上から畳の上一面にこぼすのだった。――
 室生犀星をして“不世出の詩人”と言わしめた萩原朔太郎。口語自由詩というスタイルを確立し、一躍時代の寵児となった朔太郎だが、その私生活は、風呂嫌いで、女物の下駄を平気でつっかけ、食事のときは前掛けをさせられていた、など驚くべきものだった。
 いちばん間近で朔太郎の真の姿を観察していた長女・葉子が、父はもちろん、愛人をつくって家を出た母やいつも辛く当たる祖母のこと、そして室生犀星、三好達治、北原白秋、佐藤惣之助ら作家たちとの交流を克明に描いた文壇デビュー作。

出典:小学館公式サイト

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