『新文系ウソ社会の研究―悪とペテンの仕組を解明する』長浜浩明(展転社)
2019年4月3日第1刷発行
327頁
定価:2,200円(税込)
目次(収録作品)
第一部 ウソ社会の基本構造
第一章 戦後日本「転落」の軌跡
第二章 「ウソ」の拡大再生産メカニズム
第三章 「右翼と左翼」の本質とは
第二部 歴史に学ぶウソと真実
第四章 「慰安婦強制連行」のウソと顛末
第五章 「朝鮮人強制連行」と云うウソ
第六章 戦後生まれのウソ「南京大虐殺」
第七章 『中国の旅』とセカンド殺人
第八章 七三一部隊に関するウソと真実
第九章 沖縄住民・集団自決の真相
第十章 靖国神社と大東亜戦争
第十一章 毛沢東の感謝とマックの自衛戦争論
第十二章 異なる補償・日本とドイツ
第三部 ダマしのテクニック・解明から超克へ
第十三章 ファクタとファクタ・ディクタの峻別
第十四章 「ウソ」をつく者は偽写真も流す
第十五章 左翼とサタンは兄弟である
第十六章 人を狂わす「騙しのテクニック」
第十七章 洗脳と煽動のテクニック
第十八章 戦犯を英雄と見做す倒錯
第十九章 ウソの害毒を乗り超えて
著者は、建築士、著述家。
本書は、『文系ウソ社会の研究』『続 文系ウソ社会の研究』の二書を再構成して一書にしたもの。
著者は、保守派の論者。戦後のGHQによる言論統制、朝日新聞・NHKのウソ報道などを論じている。
まあまあよい本。ただ、保守派論者の動画や本をある程度読んでいる人には、ほとんど既知の内容だろう。
[関連]
『文系ウソ社会の研究』長浜浩明(2008・展転社)
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『続 文系ウソ社会の研究』長浜浩明(2008・展転社)
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[筆者注]
(本書、誤植が多い。特に気になったものだけを記す)
(p.74)「決意を眉字に浮かべ」。おそらく、「眉宇」の誤植。
(p.191)「前澤」。おそらく、「梅澤」の誤植。
(p.195)「玉井喜八船長」。「村長」の間違い。
(p.234)「幣原喜寿朗」、幣原喜重郎。
(p.248)「苔養殖場」。おそらく、「海苔」。
(p.249)「南京郊外の旬容から湯山まで」、「句容」。
(p.277)「人民解放が進註する」。「進駐」(進攻)。
(p.312)「クワラスミ氏」、「クマラスワミ」。