2011年
240頁
目次(収録作品)
第1章 転換期にある科学という制度
第2章 知的自由としての科学―啓蒙・ロマン・専門
第3章 科学者精神とは―マッハ対プランク
第4章 制度科学のエートス―ポパー対クーン
第5章 理の系譜―日本文化の中の科学
第6章 知的爽快―国家・教育・アカウンタビリティ
第7章 科学制度の規模―食っていけるのは何人か
第8章 科学技術エンタープライズで雇用拡大を
科学は大きな転換期にある.社会を巻き込んで突っ走る一方,科学技術立国政策によって科学はリスキーな職業と化し,もはや聖域とも見られなくなった.この巨大な社会資源を生かすために,未来に受け継ぐべきものは何か.宇宙物理学に半世紀携わってきた著者が科学の歴史を縦横に語り,発想の転換を促す.
出典:岩波書店公式サイト