2003年10月10日初版発行
805頁
定価:6,380円(税込)
目次(収録作品)
文化防衛論
若きサムラヒのための精神講話
こひのぼり
ヴォリュプテの文学
古い春
デカダンス美術
編集後記(「批評」)
「黒蜥蜴」について(「『黒蜥蜴』の舞台稽古……」)
序(矢頭保写真集「裸祭り」)
源田実――こんな候補こんな人柄
フィルターのすす払ひ――日本文化会議発足に寄せて
妥協のない編集に脱帽する(「現代日本文学大系」推薦文)
書痴への贈物(「名著複刻全集」推薦文)
第十一回空手道大会に寄せる……
五月革命
タイヤの片方
バレエ「憂国」について
ダリの葡萄酒
推薦のことば(「名作歌舞伎全集」)
クールな日本人(桜井・ローズ戦観戦記)
可能性はまだまだ――現代の女形――丸山明宏
「聖女」と「煙草の害について」
解説(「日本の文学40林房雄・武田麟太郎・島木健作」)
拳と剣この孤独なる自己との戦ひ
わが「自主防衛」――体験からの出発
無題(ヘルマン・ラウシュニング著船戸満之訳「永遠なるヒトラー」推薦文)
「花ざかりの森・憂国」解説
電灯のイデア――わが文学の揺籃期
序(丸山明宏著「紫の履歴書」)
日沼氏と死
機能と美
栄誉の絆でつなげ菊と刀
一つの苦い観点――芥川賞選評
無題(「原色世界の美術」推薦文)
自衛隊と私
橋川文三氏への公開状
「蛇姫様」とその作者
秩序の方が大切か――学生問題私見
長寿の芸術の花を――川端氏の受賞によせて
偉大な私の先生
不満と自己満足
自衛隊生活のリズム
私の自主防衛論
世阿弥に思ふ――鼎談に参加して
「双頭の鷲」について
岸田国士氏の思ひ出
バレエ「ミランダ」について
本物の写真家
篠山紀信論
蕗谷虹児氏の少女像
自由と権力の状況
波多野爽波・人と作品
ALL Japanese are perverse
怪獣の私生活
光芒を放つ三作――谷崎賞選後評
わが愛する人妻――高木典子さん
私の近況――「春の雪」と「奔馬」の出版
無題週刊新潮掲示板(「浪曼劇場……」)
軍服を着る男の条件
「道成寺」私見
マイリビング
日本の歴史と文化と伝統に立つて
作品の背景――「わが友ヒットラー」
無題(「古沢岩美作品展」推薦文)
無題(「われわれ……」)
解説(「日本の文学4尾崎紅葉・泉鏡花」)
「戦塵録」について
月々の心
東大を動物園にしろ
現代青年論
維新の若者
私の読書術
北欧の町と海と――「永遠の旅人」川端さん
美を探究する非情な天才――三島由紀夫さんの魅力の周辺
「新千夜一夜物語」をすすめる(桃源社広告文)
民青の力こそ恐るべきものだ
「微細なるものの巨匠」
「わが友ヒットラー」覚書
反革命宣言
野性味秘めた駿馬(西城・ゴメス戦観戦記)
楯の会の決意
「豊饒の海」について
鶴田浩二論――「総長賭博」と「飛車角と吉良常」のなかの
文学精神の低さ――芥川賞選評
高山辰雄の作画
雪
壮麗なる“虚構”の展開
あとがき(「文化防衛論」)
自衛隊二分論
「豊饒の海」について……
川端文学の美――冷艶
「占領憲法下の日本」に寄せる
一貫不惑
あとがき(「不道徳教育講座」新装版)
男らしさの美学
生と芸術の真相日本文学大賞選評
「癩王のテラス」梗概
わたしがこんどの帝劇でやりたいこと……(「癩王のテラス」広告文)
ホテル
一対の作品――「サド侯爵夫人」と「わが友ヒットラー」
砂漠の住民への論理的弔辞――討論を終へて (「討論三島由紀夫vs.東大全共闘」)
あとがき(「癩王のテラス」)
無題(西尾幹二著「ヨーロッパ像の転換」推薦文)
無題(「第十二回全国空手道選手権大会」推薦文)
感想(広域重要人物きき込み捜査「エッ! 三島由紀夫??」)
あとがき(「若きサムラヒのために」)
北一輝論――「日本改造法案大綱」を中心として
三島氏にズバリ10問
「人斬り」田中新兵衛にふんして
「癩王のテラス」について
「春の雪」について(「『春の雪』は、……」)
青春の渦中の人に推めたい
「人斬り」出演の記
ぼくは文学を水晶のお城だと考へる――一人だけの記者会見
日本文学小史
名誉ある懲戒を誇りに闘へ――発起人代表挨拶
大野明男氏の新著にふれて――情緒の底にあるもの
再び大野明男氏に――制度と「文化的」伝統
行動学入門
才気と的確さ――芥川賞選評
「春の雪」について(「プルウストは……」)
日本文化の深淵について
稲垣足穂頌
若さは一つの困惑なのだ
無題(「椿説弓張月」)
三島由紀夫のファクト・メガロポリス
日本とは何か
宗谷真爾著「アンコール文明論」
空手の秘義
「皇女フェドラ」について
レコード化に当つて
谷崎賞にふさはしい作品――谷崎賞選後評
「国を守る」とは何か
「楯の会」のこと
「弓張月」の劇化と演出
「椿説弓張月」の演出
歌舞伎の脚本と現代語「椿説弓張月」を制作して
「楯の会」批判の二氏に答へる
STAGE-LEFT IS RIGHT FROM AUDIENCE
垂直のエロティシズム
著者・石原慎太郎氏のこと
解説(「日本の文学52尾崎一雄・外村繁・上林暁」)
美食について
美しい殺人者のための聖書(「日本の名著17葉隠」広告文)
解題・校訂
