
『一枝の桜―日本人とはなにか』V・オフチンニコフ(フセワロード・オフチンニコフ、フセヴォロド・オフチンニコフ)、早川徹訳(中公文庫)
2009年
282頁
目次(収録作品)
日記からの断章
道案内がいります
イザナギノミコトの鉾から落ちた雫
宗教にかわる美学
陶工と料理人
造形芸術としての料理
美の四つの尺度
美を教えること
花と茶
ものみなその分あり〔ほか〕
日本人の美的世界・倫理的世界を善意な眼差しで概観しながらも、「慇懃と粗暴」「礼儀正しさとモラル破壊」「思慮深さと見栄っ張り」「同情心と冷淡」「慎み深さと思い上がり」といった相反する要素が両立する謎について、言語・風土・社会的要因から解明する。一九七〇年代にベストセラーとなった稀有な日本人論を初文庫化。
出典:中央公論新社公式サイト
[関連]
『一枝の桜―日本人とはなにか』V・オフチンニコフ、早川徹訳(1971・読売新聞社)