『昭和史』(上下)渡部昇一(ビジネス社)
『昭和史―松本清張と私』上巻 2016年・233頁
目次(収録作品)
序章 『昭和史発掘』疑義あり
第1章 陸軍機密費問題
第2章 石田検事の怪死
第3章 朴烈大逆事件
第4章 芥川龍之介の死など
第5章 北原二等卒の直訴
第6章 日本共産党の問題
第7章 満洲某重大事件
『昭和史―松本清張と暗黒史観』下巻 2016年・218頁
第8章 佐分利公使の怪死
第9章 潤一郎と春夫
第10章 天理研究会事件
第11章 京都大学の墓碑銘
第12章 天皇機関説
第13章 二・二六事件と青年将校
没後25年!
作品を愛した著者があえて問う清張の『昭和史発掘』に疑義あり!
昭和という時代がこれほど注目されたことがかつてあるだろうか。日中関係、靖国神社問題、憲法改正・・・等々。すべては「昭和」という時代が残した爪あとである。松本清張という作家をこよなく愛読しているという渡部氏だが、「昭和」という時代の捉え方は少し違うようだ。大正末期から二・二六事件までの昭和初期という時代を題材に向き合う渾身作。
2005年弊社より刊行『昭和史―松本清張と私 大正末期~二・二六事件』を上下巻の分冊で再刊行。出典:ビジネス社公式サイト
[関連]
『昭和史―松本清張と私 大正末期~二・二六事件』渡部昇一(2005・ビジネス社)
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