『高校生のための批評入門』梅田卓夫・服部左右一・松川由博・清水良典編(ちくま学芸文庫)
2012年
542頁
目次(収録作品)
私の流儀/境界に立つ/拒絶の勇気/喩の世界/生と死のサイクル/作るよろこび/思考するまなざし/異郷の発見/制度の罠/“私”とは何ものか/明日を問う
批評とはなんでしょうか。それは世界と自分をより正確に認識しようとする心のはたらきであり、みなさんの内部で日々“生き方をみちびく力”としてはたらいているものです―筑摩書房の国語教科書の副読本として編まれた名アンソロジー。どこかですすめられてちょっと気になっていた作家・思想家・エッセイストの文章が、短文読み切り形式でまとめられている。一般的な「評論文」のみならず、エッセイ・紀行文・小説まで含む編集が特徴。論文の読解や小論文の技術を習得するだけでなく、ものの考え方や感じ方まで鍛えることのできるワークブック。
出典:筑摩書房公式サイト