『私たちはどう生きるべきか』ピーター・シンガー、山内友三郎訳(ちくま学芸文庫)
2013年
472頁
目次(収録作品)
第1章 究極の選択
第2章 「そのどこが私のためになるんだ」
第3章 世界を使い果たす
第4章 この生き方の由来はどこにあるのか
第5章 利己心は人の遺伝子の中にあるか
第6章 日本人の生き方
第7章 お返し戦術
第8章 倫理的に生きる
第9章 倫理の本性
第10章 ある目的のために生きる
第11章 よい生き方
私的利益と倫理が衝突する場合、あなたならどうするか。もしもあなたが姿を消して、誰にも知られずに何でも好きなものを手に入れられるような場合、すべての倫理的基準を捨て去るのが合理的な判断なのだろうか。それでも正義を重んじるとすれば、そこにはどんな理由があるだろう。
西洋倫理学の伝統からプラトン、ルソー、カント等の豊富な議論をとりあげて新たな角度から解明しつつ、経済倫理、遺伝子操作等のアクチュアルな問題を考察。『実践の倫理』『動物の解放』の著者であり、環境・動物保護運動のリーダーとしても活躍する著者が、理論と実践の両側面から現代倫理を徹底的に再考する!出典:筑摩書房公式サイト
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『私たちはどう生きるべきか―利益の時代の倫理』ピーター・シンガー、山内友三郎監訳(改訳版1999・法律文化社)定価:3,300円(税込)
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