『エジプト神イシスとオシリスの伝説について』プルタルコス、柳沼重剛訳(岩波文庫)
1996年
213頁
目次(収録作品)
理知の女神イシス
清浄と穢れ
穢れとしての過剰
穢れとしての酒
穢れとしての魚
儀礼の合理的説明
神に関する教えは隠されている―謎解き
謎解きの実際例
オシリスとイシスの物語―オシリスと彼をめぐる神々の誕生
オシリスの功〔ほか〕
モンテーニュ、ベーコン、ルソー…。エラスムスが「最も学識深き」と呼んだプルタルコス(46‐125頃)の浩瀚な著作『モラリア』は、『英雄伝』とともに数多くの熱烈な愛読者をうんだ。その中の1篇、エジプトの理知の女神イシスと太陽神オシリスについての伝説を記した本書は、古代エジプトの宗教・風土を伝えて極めて興味深い。
本書表紙(カバー)より
[参考]
『モラリア』プルタルコス(京都大学学術出版会)(全14巻)