『科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる』戸田山和久(NHKブックス)
2005年
294頁
目次(収録作品)
1 科学哲学をはじめよう―理系と文系をつなぐ視点(科学哲学って何?それは何のためにあるの?/まずは、科学の方法について考えてみよう/ヒュームの呪いー帰納と法則についての悩ましい問題/科学的説明って何をすること?)
2 「電子は実在する」って言うのがこんなにも難しいとは―科学的実在論をめぐる果てしなき戦い(強敵登場!-反実在論と社会構成主義/科学的実在論vs.反実在論)
3 それでも科学は実在を捉えている―世界をまるごと理解するために(理論の実在論と対象の実在論を区別しよう/そもそも、科学理論って何なのさ/自然主義の方へ)
「科学」と「トンデモ科学」はどこで区別するの?
「法則」や「実験」の本当の意味って知ってる? 「科学的な説明」って何をすること? 「科学」というチョー複雑な活動はそもそも何のためにある? 科学離れやトンデモ科学がはびこるなか、科学をめぐる素朴な疑問を哲学的に考察し、科学の意義と限界、さらなる可能性を文系読者に向けて対話形式で軽やかに説く。
出典:NHK出版公式サイト