2019年
294頁
目次(収録作品)
第1章 コロムビア専属の作曲家への道―一九〇九~一九三一
第2章 流行歌の作曲に苦悩する日々―一九三一~一九三七
第3章 日中戦争と作曲家としての飛躍―一九三七~一九四一
第4章 アジア・太平洋戦争と戦時歌謡―一九四一~一九四五
第5章 平和に鐘は鳴り響く―一九四六~一九五四
第6章 東京オリンピックの栄光―一九五五~一九六四
第7章 テレビに流れる古関メロディー―一九六五~一九八九
終章 努力する天才作曲家
昭和史の光と影
生誕110周年
連続テレビ小説「エール」主人公のモデル
「君の名は」「栄光は君に輝く」「オリンピック・マーチ」「モスラ」「六甲おろし」……軍歌からスポーツ応援歌まで時代を象徴する名曲を作り続けた音楽家の実像本書帯より
古関裕而(一九〇九~八九)は忘れられた名作曲家である。日中戦争中、軍歌「露営の歌」で一世を風靡、アジア・太平洋戦争下のニュース歌謡や戦時歌謡を多く手がけ、慰問先でも作曲に勤しんだ。戦後は鎮魂歌「長崎の鐘」、東京五輪行進曲「オリンピック・マーチ」、映画「モスラ」劇伴音楽と、流行歌からスポーツ音楽まで数々の名曲を残す。戦争、そしてテレビの普及まで、昭和史を彩った彼の生涯をたどる。出典:中央公論新社公式サイト
[参考]
『古関裕而の昭和史』辻田真佐憲(2020・文春新書)