2015年
222頁
目次(収録作品)
第1章 皇室典範と宮家(敗戦で激動に見舞われた皇室―宮家の激減/宮家の歴史)
第2章 皇族という人々(永世皇族制度をめぐる争い―明治~昭和戦前期/悩める昭和天皇ー敗戦後の皇族たち)
第3章 皇室と結婚(婚約成立後の相次ぐトラブル―明治・大正/昭和天皇の弟宮と皇女たち/平民出身のお妃たち―美智子妃と雅子妃/皇室の冠婚葬祭)
第4章 皇室と外国(外国への憧れ―明治~昭和戦前期/新時代の「皇室外交」-戦後)
第5章 皇室と財産(裕福だった戦前の天皇家・宮家/戦後の急転/皇室財政の現状)
明治以降、皇室は常に危機にさらされてきた。なんとか男系皇位継承の目処が立ったところへ、今度は増え続ける皇族を減らそうという外部の圧力が働く。そのせめぎ合いの中で制度はさまざまに揺れ動き、やがて敗戦で皇室は激動の時代へと突入していく―近現代の皇室問題に精通する二人のジャーナリストが、皇族制度、結婚、外遊や財産といったテーマ別に皇室一五〇年の歴史をひもとき、知られざる皇族の真実の姿を描き出す。皇室問題の全貌を明らかにする、決定版入門書。
出典:筑摩書房公式サイト