『フランス革命についての省察』エドマンド・バーク、二木麻里訳(光文社古典新訳文庫)
2020年
629頁
目次(収録作品)
第1章 フランス革命とイギリスの反応
第2章 イングランドの立憲主義と王政
第3章 フランス国民議会の実態
第4章 フランスとイギリスの文化の伝統
第5章 フランスの財産になにが起きているのか
第6章 貴族層と聖職者―優秀な人材への不当な迫害
第7章 没収と課税の論理
第8章 国民議会の業績評価
第9章 共和国の権力構造―アシニア紙幣とパリ
第10章 国王の立場―形骸化した下級官吏
第11章 国民議会の弱点
第12章 軍部と民衆―制御不能
第13章 財政―致命的な無能と巨額の構造赤字
原注と訳注
解説 二木麻里
革命の進行するさなかに書かれ、理性を絶対視した過激な改革を宗教、財政、軍事面にいたるまで痛烈に批判。その後の恐怖政治とナポレオン登場までも予見した。ホッブズ、ロックに連なるイギリスの政治思想における重要書目であり、のちに保守主義の源泉とも呼ばれるようになった歴史的名著。
出典:光文社公式サイト
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