2020年
302頁
目次(収録作品)
序論 哲学の未来のために
1 分析哲学と文学 / 2 分析哲学史は何のために / 3 哲学の変わり行く媒体
1 分析哲学とは何か?
1 哲学と「哲学の言葉」
2 分析哲学としての哲学/哲学としての分析哲学
3 専門化する哲学の行方──分析哲学の現状と展望
4 分析哲学は哲学になったか
2 フレーゲとウィトゲンシュタイン
5 フレーゲ
6 論理の言語と言語の論理
7 論理学から形而上学を引き出す
8 言語とメタ言語
9 分析哲学から見たウィトゲンシュタイン
10 なぜカヴェルを読むのか?──スタンリー・カヴェル、中川雄一訳
『哲学の〈声〉』(二〇〇八年、春秋社)に寄せて
3 真理・様相・意味
11 真理
12 論理学におけるモダリティ
13 本質と必然性──現在と過去との対話
14 三段論法と死
15 三段論法と死 (二)
16 意味と意図──関口浩喜氏の批評に答えて
4 日本における分析哲学
17 哲学言語を作る──近代日本の経験から
18 近代日本における科学と哲学
19 日本の分析哲学 一九七〇年前後
私がしているのは分析哲学だと、他人ならば言うだろう。しかし私自身は、自分がしているのはただの哲学だと思っている。──英米哲学の第一人者が、幅広い視野と深い洞察のもとに自らのよって立つ哲学のバックボーンと今後の展望を示したエッセイの数々を、著者本人の構成によって収録。哲学という営みを深く捉える強靭な思索を示す。
出典:勁草書房公式サイト