2020年
328頁
目次(収録作品)
天鵞絨
鳥影
我等の一團と彼
啄木の小説について(右遠俊郎)
東京へ出奔する村の娘たちの胸中をとらえた「天鵞絨」(ビロード)、日露戦争後の地方青年の交流と苦悩をえがいた啄木唯一の新聞連載「鳥影」(ちょうえい)、明治の青年たちの若い思想と議論を噴出した「我等の一團と彼」(われらのいちだんとかれ)の3編を収載。「天鵞絨」と「鳥影」は単行本初収録。
底本は『石川啄木全集 第三巻 小説』(筑摩書房 1978年刊)。参考:本の泉社公式サイト