『ラッセル 幸福論』バートランド・ラッセル、安藤貞雄訳(岩波文庫)
1991年
294頁
目次(収録作品)
第1部 不幸の原因
(何が人びとを不幸にするのか/バイロン風の不幸/競争/退屈と興奮/疲れ/ねたみ/罪の意識/被害妄想/世評に対するおびえ)
第2部 幸福をもたらすもの
(幸福はそれでも可能か/熱意/愛情/家族/仕事/私心のない興味/努力とあきらめ/幸福な人)
自分の関心を内へ内へとむけるのではなく、外界へとふりむけてあらゆることに好奇心をいだくこと。偉大なるコモンセンスの人ラッセル(1872-1970)は、これこそが幸福獲得の条件であり、それは自己説得によって可能なのだと説く。たくましく、しなやかに人生を生きるための知恵がこの幸福の処方箋にはたっぷりと書き込まれている。
本書表紙(カバー)より