『[新装版]山本七平の日本の歴史』(上下)山本七平(ビジネス社)
上巻
新装版2015年
268頁
目次(収録作品)
第1部 夏目漱石『こころ』に見る現代日本精神
(人間関係からの無重力状態/「純粋人間」を創りだす「道」/虚のエネルギーとしての天皇制)
第2部 南北朝と天皇
(『神皇正統記』を貫く判断と行動の基準/『神皇正統記』が画した二つの天皇制/後醍醐天皇像に重なる「友人K」/「公家の武家化」に収斂する親房の思想/天皇製造人と下剋上)
下巻
新装版2015年
288頁
第2部 南北朝と天皇(承前)
(後期天皇制の創立へ/安定を欠いた後醍醐帝の親政/後醍醐帝と新田義貞/日本的終末論/正統論、「名」と「実」と/天皇の『策略』、武士団の『大臣論』/「象徴」天皇を志向する『太平記』/“第三者の目”が見た建武中興/タブーに触れた北条高時/『神皇正統記』に影落とす『資治通鑑』/後醍醐天皇の死と革命幻想/『太平記』の世界と日本人)