1965年12月25日初版発行
1987年11月1日新装版発行
343頁
目次(収録作品)
第1 生いたち
第2 襲封以前
第3 明和・安永の改革
第4 産業の開発と統制
第5 教学の振興
第6 鷹山の隠退
第7 寛政の改革
第8 殖産興業
第9鷹山の思想と生活
第10 鷹山の死とその後
江戸時代の屈指の名君といわれる米沢藩主・上杉鷹山の伝記。
普通イメージする伝記の叙述ではなく、さまざまな史料に基づいた論文の叙述。史料的な記述が多い所は、好みが分れるだろう。
筆者としては、(研究する人以外は)著者も褒めている『代表的日本人』を読めば十分だと思う。
(著者の『代表的日本人』の評。)
(p.322)「史料批判の上で問題はあるが、短文の中にきわめて要領をえた鷹山像を描いている。」