『温泉百話―西の旅』種村季弘・池内紀編 (全2巻、ちくま文庫)
1988年
446頁
目次(収録作品)
豊臣秀吉と淀君 野村吉哉
湯船の歌(指宿) 島尾敏雄
西郷ドンは温泉がお好き(栗野岳・新湯) 玉村豊男
″寒の地獄″冷水浴体験記 田中小実昌
五足の靴抄(垂玉・橡の木) 田山花袋
水郷日田(天瀬) 田山花袋
日田・南阿蘇の旅(日田・垂玉・地獄) 種村季弘
壁湯岳の湯ひとり旅 川本三郎 著
九重山麓湯巡り宿巡り(湯の平・筋湯・筌の口・湯坪・川底) 安西水丸
朝霧と蛍の宿(由布院) 永井竜男
別府・紀行 吉行淳之介
哀史を秘める柴石温泉 渡辺喜恵子
子どもの目をたどってもう一度地獄めぐり(別府) 尾辻克彦
雪の夜(別府) 織田作之助
道後温泉の夜 吉行淳之介
奥津温泉雪見酒 田村隆一
温泉津 池内紀
老女が語る池田ラジウム鉱泉史 渡辺喜恵子
山陰の温泉二つの顔(三朝・玉造) 城山三郎
山陰土産抄(城崎・三朝) 島崎藤村
皆生温泉の巫女ヌード(皆生) 野坂昭如
ふるさと城崎温泉 植村直己
城崎温泉 木下利玄
城崎温泉の七日 大町桂月
釣銭の中に1万円札が入ってた(城崎・湯村) 田中小実昌
出石城崎 木山捷平
湯女(有馬) 足立直郎
但馬衆寄れば牛と唄(湯村) 野坂昭如
有久寺温泉 池内紀
熊野路、湯の峯まで 中里恒子
日高川にひそむ竜神温泉 有吉佐和子
南紀・有田温泉の空中浴場 田辺聖子
奥穂高温泉・新平湯温泉 殿山泰司
観光旅行の季節(片山津) 杉浦明平
天谷温泉は実在したか 種村季弘
湯涌白雲楼のヤマボウシ 山口瞳
湯の匂い(山中・山代・片山津) 高田宏
山中温泉 松川二郎
北陸温泉郷・芸者問答(山中・芦原) 吉行淳之介
豊年虫(戸倉・上山田) 志賀直哉
信濃日記(抄)(上山田・別所) 有島武郎
山の温泉(田沢) 島崎藤村
みちの記(山田) 森鷗外
続山峡小記(上林・発哺・妙高・池の平) 斎藤茂吉
八ヶ岳不登記抄(滝・渋) 中里介山
七つの蓮華と幽霊の画(岡部) 正岡容
温泉建築ウォッチング(道後・武雄・熱海・雲仙・上諏訪) 藤森照信
冬の朝、お湯に死す 池内紀
[関連]
『温泉百話―東の旅』(ちくま文庫)