2016年
160頁
目次(収録作品)
序/八月六日/死/炎/盲目/仮繃帯所にて/眼/倉庫の記録/としとったお母さん/炎の季節〔ほか〕
広島、長崎に投下された原子爆弾によって命を奪われた人をはじめとして、全世界の原子爆弾を憎悪する人々に捧げられた詩集。「ちちをかえせ ははをかえせ」で始まる「序」は、反核運動の旗幟となってはためく。自らも被爆者である作者が、戦争や原爆に対する激しい抗議と平和への強い決意を訴える。
(解説=大江健三郎、アーサー・ビナード)本書表紙(カバー)より
[関連]
『原爆詩集』峠三吉(2010・平和文庫・日本ブックエース)単行本