『心の社会』マーヴィン・ミンスキー(マービン・ミンスキー)、安西祐一郎訳(産業図書)
1990年
574頁
目次(収録作品)
心の社会/全体と部分/争いと妥協/自己/個性/洞察と内省/問題と目標/記憶の理論/要約すること/パパートの原理/空間の形/意味の学習/見ることと信じること/定式化の直し/意識と記憶/感情/発達/推論/言葉と考え/文脈とあいまいさ/トランスフレーム/表現/比較/フレーム/フレームアレイ/言語フレーム/検閲エージェントと冗談/心と世界/思考の領域/心の中のモデル
心はどうはたらくのか?大昔から問われてきたこの問題に対して、『心の社会』は革命的な回答を与えている。本書は、ミンスキー教授が長い間練りに練った、人間の知能についての新しい考え方を示したものである。ミンスキー教授は、心とは、「一つひとつは心を持たない小さなエージェントたちが集まってできた社会」と提示する。本書の内容は、子どもの描く絵から自己意識に至るまで、あるいは、何かを否定するような思考のもつ力から日常の思考におけるユーモアの役割に至るまで、多岐にわたっている。また、わかりやすい図がたくさん挿入されており、読者の想像力を直接かきたてるような、いわば心の世界への冒険物語としても読むことができる。
アマゾン商品説明より