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『20世紀科学論文集 現代宇宙論の誕生』須藤靖編(岩波文庫)

『20世紀科学論文集 現代宇宙論の誕生』須藤靖編(岩波文庫)

2022年
268頁




目次(収録作品)

総説 宇宙論の古典論文を読む 須藤靖
第1章 重力場の方程式
論文解説(松原隆彦)
ハミルトンの原理と一般相対性理論
アルベルト・アインシュタイン(内山龍雄訳)

第2章 宇宙定数の導入
論文解説(横山順一)
一般相対性理論についての宇宙論的考察
アルベルト・アインシュタイン(内山龍雄訳)

第3章 膨張宇宙解の発見
論文解説(樽家篤史)
空間の曲率について
アレクサンドル・フリードマン(樽家篤史訳)

第4章 宇宙膨張の観測的発見
論文解説(須藤靖)
銀河系外星雲の動径速度を説明する定質量の膨張一様宇宙
ジョルジュ・ルメートル(須藤靖訳)
銀河系外星雲の距離と動径速度の間の関係
エドウィン・ハッブル(須藤靖訳)

第5章 ビッグバンモデルの提唱
論文解説(仏坂健太)
膨張宇宙と元素の起源
ジョージ・ガモフ(仏坂健太訳)
元素の起源
ラルフ・アルファー,ハンス・ベーテ,ジョージ・ガモフ(仏坂健太訳)
膨張宇宙における元素合成期の陽子・中性子の濃度比
林忠四郎(仏坂健太訳)

第6章 宇宙マイクロ波背景輻射の発見
論文解説(高田昌広)
4080 Mc/s におけるアンテナ超過温度の測定
アーノ・ペンジアス,ロバート・ウィルソン(高田昌広訳)
宇宙黒体輻射
ロバート・ディッケ,ジェームズ・ピーブルス,ピーター・ロール,デイビッド・ウィルキンソン(高田昌広訳)

古代以来、哲学的考察の中心主題であった宇宙論は、20世紀に至り、アインシュタインの一般相対論によって物理学の一分野として確立した。宇宙定数の導入、宇宙膨張の発見、ビッグバンモデルの提唱、宇宙マイクロ波背景輻射の観測など、現代宇宙論の基礎をなす発見と理論が初めて発表された古典的論文を翻訳収録する。

本書表紙(カバー)より

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