『比較不能な価値の迷路―リベラル・デモクラシーの憲法理論 [増補新装版]』長谷部恭男(東京大学出版会)
増補新装版2018年
224頁
目次(収録作品)
第1章 国家はそもそも必要なのか?
第2章 比べようのないもの
第3章 コモン・ローの二つの理解
第4章 文化の多様性と立憲主義の未来
第5章 理性の彼方の軽やかな希望――「ポストモダン=新しい封建制?」という疑問にポストモダニズムは答えられるか――
第6章 多数決の「正しさ」――ルソーの一般意思論とコンドルセの定理――
第7章 それでも基準は二重である!――国家による自由の設定と規制――
第8章 制定法の解釈と立法者意思――アンドレイ・マルモア博士の法解釈理論――
第9章 司法審査と民主主義の正当性
第10章 法の支配が意味しないこと
第11章 厳格憲法解釈論の本質と精神
補論I 法の不確定性と解釈について
補論II 普遍主義の罠,科学主義の誤謬――バーナード・ウィリアムズの「人間知としての哲学」に寄せて――
法の根源に鋭く迫る名著の増補新装版.権威の正当性,価値の比較不能性,法の理解と法の解釈の相違,法の支配の観念など,さまざまなテーマを深く広く考察し,憲法を支える理論の確かな理解を促す.憲法論議が本格的にはじまる転換期に合わせ書き下ろしの補論を追加した,ロングセラー待望のリニューアル.
出典:東京大学出版会公式サイト
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