『新美南吉詩集』(ハルキ文庫) 2018/8/29 2022/9/19 書評 詩集, ハルキ文庫, 童謡 『新美南吉詩集』新美南吉(ハルキ文庫) 2008年11月18日初版発行 246頁 代表作「ごん狐」「手袋を買いに」などで有名な童話作家・新美南吉の詩を編集しまとめた本。 『校定 新美南吉全集 第八巻』中の詩・童謡275篇のうち126篇を選び編集してある。 筆者の好きな詩のいくつかが未収録なのが残念なのと、いくつかの作品が別バージョンのものがあるのだが、劣るバージョンを収録している点は不服だが、よい本。 現在、新美の詩を入手しやすい形で読めるのは本書しかない。文庫として本書を刊行したことを高く評価する。 新美南吉詩集 (ハルキ文庫) amazon 楽天 こちらの記事もどうぞ『森鴎外全集』(ちくま文庫)『ミシェル・フーコー講義集成』(全13巻)『正史 三国志』陳寿(ちくま学芸文庫)『坂の上の雲』司馬遼太郎(文春文庫)『完訳 アンデルセン童話集』(岩波文庫)『食卓の賢人たち』アテナイオス(京都大学学術出版会)(全5巻)『城下の人 新編・石光真清の手記(一)』(中公文庫)『新版 うつほ物語 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)