『新訂 福翁自伝』(しんてい・ふくおうじでん)福沢諭吉、
富田正文校訂(岩波文庫)
1978年10月16日初版発行
346頁
「時事新報」の連載が初出。(明治31年(1898)~)。
『福翁自伝』 福沢諭吉(時事新報社、明治32年(1899))
著者が晩年にものした自伝。口述筆記したものに、福沢自身が筆を加えるというかたちで書かれた。名文であり内容も彼の人生が生き生きと伝わって来ておもしろい。
自伝文学の白眉。日本人なら読んでおきたいおすすめの一書。
[参考]
『福翁自伝』 福沢諭吉(時事新報社、明治32年)は、国立国会図書館のアーカイブで無料で見られる。[国立国会図書館](スマートフォンでは見るのはきびしい。)
旧字旧かな
『改訂 福翁自伝』福沢諭吉(岩波文庫、カバー無し)
昭和29年(1954)6月5日初版発行
331頁
こちらは、岩波文庫の前の版。「旧字旧かな」。
旧字旧かなで(も)読みたい人にはこれがよい。
『福翁自伝』富田正文校訂(慶應義塾大学出版会、単行本ソフトカバー)
2001年1月10日初版発行
362頁
こちらは、『新版 福翁自伝』(慶応通信、1994年)の新装版。新字新かな。
四六判だが、二段組み。