『アンデス登攀記』(上下)ウィンパー、大貫良夫訳(岩波文庫)
上巻
2004年
305頁
目次(収録作品)
第1章 ロンドンからグワランダまで/第2章 グワランダからチンボラソ第一キャンプまで/第3章 チンボラソ初登頂/第4章 チュキポキオからアンバト、ラタクンガ、マチャチへ/第5章 コラソン登頂とマチャチ散策/第6章 コトパクシとイリニサ/第7章 コトパクシ登頂と頂上での一夜/第8章 シンチョラグア初登頂/第9章 キートとその住民/第10章 アンティサーナ初登頂
1885年にマッターホルンに初登頂,『アルプス登攀記』を著したウィンパー(1840―1911)は,1879年から80年にかけてエクアドルに遠征,チンボラゾ,コトパキシなど赤道地域アンデスの高峰の登頂に成功した.画家らしい注意深い観察眼で,登攀の実際,またアンデスの風景や村々の民俗を描く秀逸な紀行.自筆挿絵多数
出典:岩波書店公式サイト
下巻
2005年
291頁
第11章 ピチンチャに登る/第12章 カヤンベ初登頂/第13章 サラウルク初登頂/第14章 インバブーラ地方とコトカチ初登頂/第15章 キートのピラミッド訪問/第16章 キート街道そしてアルタルへの旅/第17章 カリワイラソ初登頂/第18章 チンボラソ二度目の登頂/第19章 旅行の成果/第20章 グワヤキルに帰るー結語/付録
首都キート北方の高峰カヤンベ,コトカチの初登頂に成功,キート街道を引き返し,南部の高峰カリワイラソへ.その間の遺跡訪問,街道での追剥騒ぎなど,19世紀後半のエクアドル・アンデスの周遊記.
出典:岩波書店公式サイト