『日本近代短篇小説選 大正篇』紅野敏郎・紅野謙介・千葉俊二・宗像和重・山田俊治編(岩波文庫)(全6冊)
2012年
400頁
目次(収録作品)
女作者(田村俊子)
鱧の皮(上司小剣)
子供役者の死(岡本綺堂)
西班牙犬の家(佐藤春夫)
銀二郎の片腕(里見弴)
師崎行(広津和郎)
小さき者へ(有島武郎)
虎(久米正雄)
奉教人の死(芥川竜之介)
屋根裏の法学士(宇野浩二)
猫八(岩野泡鳴)
花火(内田百閒)
入れ札(菊池寛)
葬式の名人(川端康成)
椎の若葉(葛西善蔵)
淫売婦(葉山嘉樹)
「親愛なる椎の若葉よ,君の光りの幾部分かを僕に恵め」(葛西善三).どぎつく,ものうく,無作為ででまた超技巧的――小説の百花繚乱と咲き乱れた時代は,関東大震災とその後の混迷を迎える.大正期に発表された,芥川竜之介・川端康成・菊池寛らの16篇を収録.(解説・解題=千葉俊二)
出典:岩波書店公式サイト
[キーワード]
芥川龍之介