『戦後短篇小説選2―『世界』1946‐1999』岩波書店編集部編(岩波書店)(全5巻)
2000年
338頁
目次(収録作品)
思出(阿部知二)
鷹(大岡昇平)
名人生涯(川端康成)
青年期と晩年(広津和郎)
骨(里見弴)
病中所見(井伏鱒二)
上人遠流(佐藤春夫)
父の死まで(伊藤整)
門のある家(椎名麟三)
女方(三島由紀夫)
こだまとの対話(大原富枝)
家常茶飯(長谷川四郎)
ようやくに復興の槌音高く,絢爛たる執筆者陣は新人から大家まで-佐藤春夫・川端康成・広津和郎・井伏鱒二・大岡昇平・椎名麟三・大原富枝・三島由紀夫ら-その筆を縦横に振るい,題材も人間の深層心理から中世の歴史まで多様さを増し,短篇はこの時代の風をはらんで活性化してゆく.本冊には1950年代の作品を収録した.
出典:岩波書店公式サイト