『戦後短篇小説選5―『世界』1946‐1999』岩波書店編集部編(岩波書店)(全5巻)
2000年
301頁
目次(収録作品)
逢いびき(三木卓)
親坂(古井由吉)
離島にて(安岡章太郎)
小説 太地喜和子(井上光晴)
小旗(宮本輝)
夜釣り(丸山健二)
髭のガートフ(中薗英助)
揚げソーセージの食べ方(大江健三郎)
朔行する星からの便り(青野聰)
SORAMIMI(島田雅彦)
方臘(水上勉)
戦後文学を担った安岡章太郎,水上勉,井上光晴,大江健三郎らの活動と折り重なって,いま青野聰,丸山健二,宮本輝,島田雅彦ら,短篇のジャンルにまったく異なった地平を拓いてゆく作家たちが姿を現す.本冊の諸篇は,日本の激しい変貌を垣間見させ,その感性と意識の鋭角的な転換,そして不定形な未来への予兆を窺わせる.
出典:岩波書店公式サイト