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『20世紀イギリス短篇選』小野寺健編訳(岩波文庫)

『20世紀イギリス短篇選』(上下)小野寺健編訳(岩波文庫)

上巻
1987年
320頁
定価:836円(税込)

目次(収録作品)

航路の果て(ラドヤード・キップリング)
故郷への手紙(アーノルド・ベネット)
ルイーズ(サマセット・モーム)
岩(E.M.フォースター)
上の部屋の男(P.C.ウドハウス)
キュー植物園(ヴァージニア・ウルフ)
痛ましい事件(ジェイムズ・ジョイス)
指ぬき(D.H.ロレンス)
脱走(ジョイス・ケアリー)
ジョコンダの微笑(オルダス・ハックスリー)
幽鬼の恋人(エリザベス・ボウエン)
単純な生活(H.E.ベイツ)

短篇小説の面白さは人生のある局面を鋭く鮮やかに切りとって見せる、その技の冴えにあるといってよい。そういう実作にこと欠かぬ現代イギリスの傑作短篇から23篇を選りぬいておとどけする。上巻に収めたのはフォースター、ウルフ、ジョイス、ロレンスなど12人の代表作。どの1篇にも短篇の妙味をたっぷり味わうことができる。(全2冊)

本書表紙(カバー)より


下巻

1987年
314頁
定価:836円(税込)

あいつらのジャズ(ジーン・リース)
確実な人生(ショーン・オフェイロン)
この四十年(ノーラ・ロフツ)
レディだけの旅(オリヴィア・マニング)
届かない花束(ウィリアム・サンソム)
蠅取紙(エリザベス・テイラー)
豪華な置時計(ミュリエル・スパーク)
愛の習慣(ドリス・レッシング)
欠損家庭(ウィリアム・トレヴァー)
再会(マーガレット・ドラブル)
別れられる日(スーザン・ヒル)

徹底して負け犬の世界を描き不思議な叙情で現代人の心をうつ『あいつらのジャズ』(ジーン・リース)、中年男女の不倫の恋を扱い微妙な心のゆれをとらえた『再会』(マーガレット・ドラブル)など現代のイギリス文学を代表する11篇。これら11の人生の断片に現代という時代はどんな顔をのぞかせているか――。(全2冊)

本書表紙(カバー)より

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