2017年
480頁
目次(収録作品)
忘れ得ぬ面影……………栗原一男
添削されるについての私の希望……………金子ふみ
手記の初めに
父
母
小林の生れ故郷
母の実家
新しい家
芙江
岩下家
朝鮮での私の生活
村に還る
虎口へ
性の渦巻
父よ,さらば
東京へ!
大叔父の家
新聞売子
露店商人
女中奉公
街の放浪者
仕事へ! 私自身の仕事へ!
手記の後に
解説(山田昭次)
金子文子年譜
関東大震災後,朝鮮人朴烈と共に検束,大逆罪で死刑宣告された金子文子(1903―26).その獄中手記には,無籍者としての生い立ち,身勝手な両親や,植民地朝鮮で祖母らに受けた虐待が率直に綴られる一方,どんなに虐げられても,「私自身を生きる」ことをあきらめなかった一人の女性の姿がある.天皇の名による恩赦を受けず,獄中で縊死.23歳.(解説=山田昭次)
出典:岩波書店公式サイト
[関連]
『何が私をこうさせたか―獄中手記』金子ふみ子(新版1998・春秋社)
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『日本人の自伝6 福田英子・金子ふみ子・相馬黒光』(平凡社)
『日本人の自伝18 金子ふみ子 『何が私をこうさせたか』』(平凡社)
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