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『日本の根本問題』西尾幹二(国書刊行会)

『日本の根本問題』(西尾幹二全集19)西尾幹二(国書刊行会)全22巻

2019年
872頁




目次(収録作品)

序に代えて 「かのようにの哲学」が示す知恵
1 歴史と科学
『歴史と科学』(二〇〇一年十月刊)
第一章
歴史と自然
 1 日本文化の背後にある縄文文化
 2 原理主義を欠く原理を持つ日本人
 3 森の生態系の中で熟成した自然観
 4 世界四大文明に匹敵する「縄文土器文明」
 5 インドの叡智に魅了された「森の住人」たち
 6 原罪としての自然科学
第二章
歴史と科学
 1 科学と「人間的あいまいさ」の関係
 2 自然科学は現代人の神である
 3 科学は発展したが「真理」からは遠ざかった
 4 科学から歴史を守れ
第三章
古代史の扱い方への疑問
 1 砂漠の文化の基準で森の文化は測れない
 2 歴史学は科学に偏りすぎてはいけない
 3 「二重構造モデル」の重大な過誤
 4 大陸文化と対峙する日本文化
 5 歴史は知的構築物にほかならない
あとがき
参考文献

2 神話と歴史
「自己本位」の世界像を描けない日本人
危機に立つ神話
森首相「神の国」発言から根本問題を考える
古代日本は国家であり文明圏でもあった
大陸とは縁の遠い日本文明
知識思想世界のパラダイム

3 憲法について
改正新憲法 前文私案
「改憲論」への深い絶望――参議院憲法調査会における参考人意見陳述
このままでは「化け猫」が出てくる

4 ご皇室の困難と苦悩
 1 皇位継承問題を考える
  一 皇室の「敵」を先に念頭に置け
  二  「かのようにの哲学」が示す知恵(二〇〇六年四月・本巻「序に代えて」に掲載)
 2 『皇太子さまへの御忠言』(二〇〇八年九月刊)
  まえがき
  第一章 敢えて御忠言申し上げます
  第二章 根底にあるのは日本人の宗教観
  第三章 天皇は国民共同体の中心
  第四章 昭和天皇と日本の歴史の連続性
  「WiLL」連載で言い残したこと――あとがきに代えて
  主要参考文献
 3 「弱いアメリカ」と「皇室の危機」
 「弱いアメリカ」と「皇室の危機」(二〇〇九年)
 危機に立つ日本の保守
 『「権力の不在」は国を滅ぼす』の「あとがき」(二〇〇九年)
 天皇陛下はご心痛をお洩らしになった(二〇〇八年十二月)
 4 皇族にとって「自由」とは何か
 「雅子妃問題」の核心――ご病気の正体(二〇一一年)
 背後にいる小和田恆氏(二〇一二年)
 正田家と小和田家は皇室といかに向き合ったか(二〇一二年)
 天皇陛下に「御聖断」を(二〇一二年)
 おびやかされる皇太子殿下の無垢なる魂(二〇一三年)
 皇后陛下讃(二〇〇九年)
 5 今上陛下と政治
 歴史が痛い! (二〇一七年十月、ブログ発信)
 沈黙する保守 取りすがるリベラル――インタビュー記事
 陛下、あまねく国民に平安をお与えください――あの戦争は何であったのかを問い続けて――二〇一八年十二月十三日 (靖國神社創立一五〇年 英霊と天皇御親拝)――
 日本人は自立した国の姿を取り戻せ(二〇一九年三月一日)
 6 令和時代がはじまるに当って
 回転する独楽の動かぬ心棒に――新しい天皇陛下に申し上げたいこと(二〇一九年三月一日)

5 日本人は何に躓いていたのか(二〇〇四年十一月刊)
序章 日本人が忘れていた自信
第一章 外交――日本への悪意を知る
第二章 防衛――冬眠からの目覚め
第三章 歴史――あくまで自己を主軸に
第四章 教育――本当の自由とは何か
第五章 社会――羞恥心を取り戻す
第六章 政治――広く人材を野に拾う
第七章 経済――お手本を外国に求めない

追補一
平田文昭・西尾幹二対談 保守の怒り(抄)
追補二
竹田恒泰・西尾幹二対談 女系天皇容認の古代史学者田中卓氏の神話観を疑う
追補三
国の壊れる音を聴け――西尾幹二論  加藤康男
後記

日本の根本問題

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