『ゴールへ駆けたガキ大将―女子マラソンに賭けた夢』小出義雄(東京新聞出版局)
2016年
192頁
目次(収録作品)
序章 断酒の日々
第1章 かけっこガキ大将
第2章 青春をかけっこで駆けて
第3章 箱根駅伝と大学時代
第4章 ガキ大将が先生に
第5章 女子マラソン指導者として
終章 そして断酒の日々は続く
メダリストを育てた名伯楽のかけっこ人生
有森裕子、鈴木博美、そして高橋尚子……日本女子マラソン史に燦然と輝くメダリストたちを育てたのは、かけっこが大好きで、いたずらも大好きな“非常識”な元ガキ大将だった――。
子どものころから足が速く、走るためには家出までもした。そして、さまざまな工夫を凝らしながら走り続けた経験をもとに、高校陸上部、実業団での指導で実績をあげた。厳しくも温かいその指導の根っこは恩師、友人、家族、そして教え子たちとのエピソードから垣間見えてくる。「指導者はかくあるべき」という持論も、自身の失敗を踏まえて展開。
2016年のリオ、そして2020年の東京オリンピック……新たな金メダルを目指して、ガキ大将のかけっこ人生はまだ続いている。出典:東京新聞公式サイト