『外科医の帝国 現代外科のいしずえ』(上下)ユルゲン・トールヴァルド、小川道雄訳(へるす出版)
上巻
2011年
375頁
目次(収録作品)
第1篇 先駆者の苦悩(コッヘルーベルンの悲劇/胆石症と闘った4人の医師/バッシーニ)
第2篇 疼痛に対する第二の闘いー全身麻酔から局所だけの麻酔へ(表面麻酔/伝達麻酔と浸潤麻酔/腰椎麻酔(脊椎麻酔)/浸潤麻酔のその後の展開ーハインリッヒ・ブラウン)
第3篇 運命の瞬間(シカゴー熱狂的な「赤い海つばめ」/ミクリッツとザウエルブルッフー開胸手術への道のり)
下巻
2014年
314頁
第4篇 新しい医学領域の誕生
1.脳の機能中枢局在の証明
2.開頭手術と脳腫瘍の摘出
3.脊髄腫瘍の摘出―現代神経外科の門出
4.喉頭炎か喉頭癌か―犠牲になったドイツ皇太子
5.光の窓―甦る視力
現代外科の基盤はこうして創られた!
全身麻酔、防腐法、無菌法の発見を契機に、外科医による人体の「未踏破地」征服のため闘いが始まった!本書は、その飽くなき挑戦と熾烈を極めた競争の実態を、事実に基づいて描いた医学ドキュメンタリーである。開頭手術、脊髄腫瘍・喉頭癌の手術、眼科手術など、現在につながる外科手術の源流を解き明かす。
出典:へるす出版公式サイト