2006年
200頁
目次(収録作品)
民藝とは何か
第1篇 なぜ民藝に心を惹かれているか
1.民藝とはいかなる意味か
2.何故特に民藝が論ぜられねばならぬか
3.誰が民藝の美を最初に認めたか
4.私達は民藝の美に盲目であっていいか
5.何故私達に民藝の美が認識されるに至ったか
第2篇 民藝から何を私が学び得たか
1.民藝の美はいかなる世界を示しているか
2.誰の手から民藝の美が生れたか
3.民藝の美は何故健全なるか
4.安い民藝が何故美しくなるか
5.正しい民藝はいかなる社会から起ったか
美の国と民藝
日本民藝館について
民藝の性質
挿絵小註
Nature of Folk-crafts(英文)
「民藝」とは、民衆が日常に使う工藝品である。民家、民具、民画を総称して「民藝」と呼ぶ。「民藝品たること」と「美しく作りたること」には、固い結縁があり、質素こそが慕わしい徳である。このように清貧の美を説いた筆者の理念とは?昭和の初頭に創始され、現在にまで受けつがれる「民藝運動」の精髄を知るための格好の入門書。
出典:講談社BOOK俱楽部