『レヴィナス・コレクション』エマニュエル・レヴィナス、合田正人訳(ちくま学芸文庫)
1999年
541頁
目次(収録作品)
エトムント・フッサール氏の『諸構想』について
フライブルク、フッサール、現象学
ヒトラー主義哲学に関する若干の考察
書評(『哲学と現象学年誌』
ルイ・ラヴェル『全的現前』)
マイモニデスの現代性
逃走論
書評(スピノザ、中世の哲学者)
すべては空しいか
ある〔ほか〕
人間は「イリヤ」(ある)という非人称の牢獄から逃がれることが可能か。深いユダヤ的体験からハイデガー哲学との対決を通して、人間存在と暴力について根源的な問いを発し、独創的な倫理哲学を展開して「他者」の発見にいたるレヴィナスの思想の歩み、その40年の哲学的成果、「フライブルク、フッサール、現象学」「逃走論」「ある」「時間と他なるもの」「存在論は根源的か」など、21篇を集大成。
出典:筑摩書房公式サイト