『チャペック旅行記コレクション1 イギリスだより』カレル・チャペック、飯島周訳(ちくま文庫)シリーズ全5冊
2007年
254頁
目次(収録作品)
1 イングランド(第一印象/イギリスの公園 ほか)
2 スコットランドへの旅(エディンバラ/テイ湖 ほか)
3 北ウェールズとアイルランド(北ウェールズからの手紙/アイルランドについての手紙)
4 ふたたびイングランドで(ダートモア/港 ほか)
5 イギリス人のみなさんへ(イギリス人のみなさんへー『デイリー・ヘラルド』紙のアンケートに応えて/イギリスでのラジオ放送用演説)
故郷をこよなく愛するとともに、世界各地の多様な風景・風俗を愛したチャペックは多くの旅行記を遺している。その巧妙でユーモラスな筆致は、深い人間愛と洞察を底に秘め、世界中に今もなおファンが多い。本書は中でも特に評価が高いイギリス滞在記で、1924年にペンクラブ大会参加と大英博覧会取材のため訪れたときのもの。チャペックの「イギリスびいき」ぶりがうかがえる名著。自筆イラスト多数。
出典:筑摩書房公式サイト