1999年
294頁
目次(収録作品)
夫婦善哉
放浪
勧善懲悪
六白金星
アド・バルーン
可能性の文学
しっかり者の新地の芸者蝶子は若旦那柳吉と駆落して所帯を持ち、甲斐性なしの夫を支えて奮闘する──大阪の庶民の人情を自在な語り口で描いて新進作家の地位を確立した「夫婦善哉」のほか、「放浪」「勧善懲悪」「六白金星」「アド・バルーン」、評論「可能性の文学」。作家生活僅か7年、裏町人生のニュアンスに富んだ諸相を書き続けて急逝した織田作之助の代表作6篇を収録。
出典:講談社BOOK俱楽部
[関連]
『夫婦善哉 正続 他十二篇』織田作之助(2013・岩波文庫)
『夫婦善哉 決定版』織田作之助(2016・新潮文庫)
『ちくま日本文学35 織田作之助』織田作之助(2009・ちくま文庫)