『勉強の哲学―来たるべきバカのために 増補版』千葉雅也(文春文庫)
増補版2020年
254頁
目次(収録作品)
第1章 勉強と言語―言語偏重の人になる(勉強とは、自己破壊である/自由になる、可能性の余地を開く ほか)
第2章 アイロニー、ユーモア、ナンセンス(自由の余地は、「浮いた」語りに宿る/ツッコミ=アイロニーとボケ=ユーモアで思考する ほか)
第3章 決断ではなく中断(現状把握から問題化へ、キーワード出しへ/キーワードを専門分野に当てはめる ほか)
第4章 勉強を有限化する技術(専門分野に入門する/読書は完璧にはできない ほか)
補章 意味から形へ―楽しい暮らしのために
勉強ができるようになるためには、変身が必要だ。勉強とは、かつての自分を失うことである。深い勉強とは、恐るべき変身に身を投じることであり、それは恐るべき快楽に身を浸すことである。そして何か新しい生き方を求めるときが、勉強に取り組む最高のチャンスとなる。
日本の思想界をリードする気鋭の哲学者が、独学で勉強するための方法論を追究した本格的勉強論!
文庫本書き下ろしの「補章」が加わった完全版。出典:文藝春秋BOOKS
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『勉強の哲学―来たるべきバカのために』千葉雅也(2017・文藝春秋)単行本
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