2012年
307頁
目次(収録作品)
第1章 「人間の色気」について(寅さんの場合/イエスの場合)
第2章 「フーテン(風天)」について(「ふうてん」という言葉/寅さんの場合ーフーテンの寅/イエスの場合―風天のイエス)
第3章 「つらさ」について(寅さんの場合―『男はつらいよ』/イエスの場合―神はつらいよ)
第4章 「ユーモア」について
真の幸福・人生とは何だろうか? 功利性のみが支配する現代の中で、寅さんとイエスとを比較。聖書学の成果に『男はつらいよ』の精緻な読み込みを重ね合わせ、現代が求めている聖なる無用性の根源に迫る。
出典:勁草書房公式サイト