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『健康格差と正義』ノーマン・ダニエルズほか(勁草書房)

『健康格差と正義―公衆衛生に挑むロールズ哲学』ノーマン・ダニエルズ、ブルース・ケネディ、イチロー・カワチ、児玉聡監訳(勁草書房)

2008年
158頁
定価:2,750円(税込)




目次(収録作品)

監訳者まえがき[児玉聡]       
序[アマルティア・セン/児玉聡訳]
編者まえがき[ジョシュア・コーエン、ジョエル・ロジャーズ/児玉聡訳] 

I
正義はわれわれの健康によい[ノーマン・ダニエルズ、ブルース・ケネディ、イチロー・カワチ/福間聡訳]

II
格差は問題か[マイケル・マーモット/米典子訳]

貧困層の存在[マーシャ・エンジェル/児玉聡訳]

機会の平等[スディール・アナンド、ファビエンヌ・ペーター/板井広明訳]

政策上の選択肢[テッド・マーモー/田口空一郎訳]

政治的な問題[エゼキエル・エマニュエル/石川涼子訳]

プライマリ・ケア[バーバラ・スターフィールド/米典子訳]

健康に関する一つのアジェンダ[エマニュエラ・ガキドゥ、フリオ・フレンク、クリストファー・マレー/井上まり子訳]

ロスト・イン・トランスレーション[ステフィ・ウールハンドラー、デイヴィッド・ヒメルスタイン/松元雅和訳]

III
コメントに対する応答[ノーマン・ダニエルズ、ブルース・ケネディ、イチロー・カワチ/島内明文訳]

私たちの健康を左右する要因のうち、社会経済的な要因を問題にする社会疫学。本書は米国の社会疫学研究をリードするカワチとケネディが、ロールズの正義論を専門とするダニエルズと組んで政治哲学的な観点から健康を論じた論文を中心に、多様な反論と応答を収録。センによる序文も必見。懇切な訳者解説を付して、分野の活況を見渡す。

出典:勁草書房公式サイト

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