『不平等の再検討―潜在能力と自由』アマルティア・セン、池本幸生・野上裕生・佐藤仁訳(岩波現代文庫)
2018年
432頁
目次(収録作品)
序章 問題とテーマ
第1章 何の平等か
第2章 自由、成果、資源
第3章 機能と潜在能力
第4章 自由、エージェンシ―および福祉
第5章 正義と潜在能力
第6章 厚生経済学と不平等
第7章 貧しさと豊かさ
第8章 階級、ジェンダー、その他のグループ
第9章 平等の要件
[訳者解説]
センの歩み
教育者としてのセン
翻訳を終えて
現代日本の不平等についての議論とセンの不平等論―「現代文庫版訳者あとがき」にかえて
1998年ノーベル経済学賞を受賞した著者は,本書で,不平等の問題を所得分配の面からのみではなく,「人間は多様な存在である」ということを前提にした視点から再考察することを提案した.「潜在能力アプローチ」と呼ばれるその手法は,経済学にとどまらず,倫理学,法律学,哲学など関連の諸分野にも多大な影響を与えている.
出典:岩波書店公式サイト
[関連]
『不平等の再検討―潜在能力と自由』アマルティア・セン、池本幸生・野上裕生・佐藤仁訳(1999・岩波書店)単行本、定価:3,520円(税込)
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