『文明社会の政治原理―F・A・ハイエクの政治思想』萬田悦生（慶應義塾大学出版会）
2008年
336頁
定価：6,600円（税込）
目次（収録作品）
序章 ハイエクと文明社会
第一部 ハイエク政治思想の形成
第一章 オーストリア学派とイギリスの反合理主義
第二章 経済理論から政治哲学へ
第二部 ハイエクにおける自由と民主主義
第三章 ハイエクの自由論
第四章 ハイエクの民主主義理論
第五章 ハイエクと保守主義思想
第三部 ハイエクにおける国家と法の支配
第六章 ハイエクと近代主権概念
第七章 ハイエクと国家の問題
第八章 ハイエクと「法の支配」の理論
第四部 ハイエクと共同善の問題
第九章 ハイエクにおける理性と共同善
第十章 ハイエクにおける社会的正義と共同善
第十一章 ハイエクにおける市場と共同善
文明社会の維持・発展に資する政治原理とは何か。ハイエク(Friedrich August von Hayek、1899‐1992)の提言を参照しながら文明社会の性格を解明する試み。ハイエクの説く文明社会とは、理性による設計を絶対・万能視する社会ではない、ということを明らかにし、ハイエクの文明社会論の問題点も指摘する。
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