『広岡浅子 明治日本を切り開いた女性実業家』小前亮(星海社新書)
2015年
256頁
目次(収録作品)
第1章 江戸時代の加島屋と浅子の誕生(浅子の肖像/鴻善と加久 ほか)
第2章 幕末の動乱と浅子の輿入れ(花嫁稼業は嫌い/勉強好きでおてんばなお嬢様 ほか)
第3章 産業革命の明治と浅子の奮闘(三百万両の御用金/銀目廃止で大混乱 ほか)
第4章 女子教育と生命保険業(運命の出会い/女子教育の父 ほか)
第5章 キリスト者として(浅子のホーム/最良の後継者 ほか)
波瀾万丈の生涯を送った女傑、初の本格的伝記!
明治時代は、人々が新しい国作りに燃えた熱い時代でした。そんな時代をたくましく生き抜いた一人が、本書の主人公である広岡浅子です。浅子は、大坂の豪商・加島屋の経営を助け、銀行業・炭鉱業・生命保険業などに関わった実業家でした。また、女子教育の後援者として日本女子大学の設立に関わるなど、当時はよく知られた女傑でした。けれども、いつしかその存在は埋もれてしまっていました。本書は、歴史小説家が史料に基づき、浅子の真実の姿に迫った初の本格的伝記です。さらに、背景となる明治時代を分かりやすく記述し、八〇点を超える写真を収録しています。
さあ、明治時代にタイムスリップし、浅子の波瀾万丈の生涯をともに旅しましょう!出典:星海社公式サイト