2007年
158頁
定価:1,540円(税込)
目次(収録作品)
第1日 私のもの、私的所有物、市場は当たり前?-開講の辞にかえて
第2日 私的所有の世界と市場はどうなっていて、どんなルールがあるか?
第3日 私的所有と市場は数々の問題を引き起こす
第4日 どんなことが公平であり公正である、と言えるか?
第5日 権利が不公平で不公正になる場合がある
第6日 権利はお金の流れと関連する―市民権(法)的世界と社会権(法)的世界とお金
第7日 経済の基本的な仕組みにとっても、市場の外側は重要だ
第8日 新自由主義を、その根本から批判する
第9日 能力が個人の私的所有物である理由
第10日 私的所有物としての能力は疑わしい
第11日 「能力の共同性」ということを考えよう
金儲けのどこが悪い? 欲望を追求して何がいけないの? すべてを市場での商取引に委ねた結果,もたらされたのは極端な格差社会と自己チュウの群でした.自由競争や自己責任という美名に隠れて新自由主義がふりまく嘘を暴き,私的所有という原理を疑ってみましょう.「能力の共同性」という,共生のための新しいヴィジョンへの挑戦.
アマゾン商品説明より