『ロスチャイルド家の代理人が書いたアメリカ内戦革命のシナリオ『統治者フィリップ・ドルー』』エドワード・マンデル・ハウス、林千勝 監訳(高木書房)
2022年
344頁
日本人が亡国の危機を乗り越え、日本を取り戻すためには、世界と日本の運命を握って久しいグローバリズム勢力による支配の構造と巧みな手法を知ることが必要です。
『統治者フィリップ・ドルー』は、1912年11月初旬、ウッドロウ・ウィルソンが次期アメリカ合衆国大統領に決まった時に出版され書店に並んだ「20世紀最も影響力ある政治書」であり、近現代史上極めて深い意義を持つ史料です。
実は、『統治者フィリップ・ドルー』の著者であるエドワード・マンデル・ハウスを理解せずして、現在に至るアメリカ合衆国の政治と支配構造は語れません。
ハウスのアメリカ改造計画は、ロスチャイルド一族としてのカール・マルクスが起草した1848年の『共産党宣言』の内容を受け継ぎ、アメリカ合衆国を壊し、アメリカ国民を新しい秩序の下に置こうとする狙いがありました。
『共産党宣言』は破壊と内戦そして新世界秩序を初めて世に打ち上げた書であり、グローバリズムの源流のひとつと位置付けられます。
ロスチャイルド家の代理人のハウスは「カール・マルクスが夢見た」社会主義、すなわち新世界秩序の構築を目指していて、本書の主人公フィリップ・ドルーを使ってそれを表現したのです。
出典:高木書房公式サイト