『日本人になったウイグル人たちに中国がやっていること イグル系日本人・在日ウイグル人の証言』三浦小太郎・日本ウイグル協会（産経新聞出版）
2022年
272頁
目次（収録作品）
第１章 だから中国製を買わないで
私は日本国を守る義務がある グリ（仮名・女性、二〇二〇年に帰化）
父の動画を見ながら毎日泣いた アフメット・レテプ（男性、二〇一〇年に帰化）
帰化してもウイグル人は安全じゃない 由理知沙見（男性、二〇一五年に帰化）
「ジェノサイド」の動かぬ証拠 アニワル（仮名・男性、二〇二〇年に帰化）
日本留学の保証人が収容所に サルダル（仮名・男性、帰化）
私たちには帰る場所がない ハイレット（男性、二〇〇八年に帰化）
「お前は日本国民なのだから日本国政府に聞け」 レイハン（女性、帰化）
第２章 ウイグル人が消されてしまう
釈放された人はＳＮＳに中国の旗 アリム（仮名・男性、帰化）
弟が収容所に入れられて グリスタン・エズズ（女性、二〇一八年に帰化）
ウイグル人を貧しくしているのは中国 マルハバ（仮名・女性、二〇一九年に帰化）
「共産党にお世話になっています」という兄 サイドラ・ヤセン（男性、二〇一八年に帰化）
言葉を奪えば民族は滅んでしまいます アザット（仮名、男性、二〇二一年に帰化）
ウイグル人の命を救った安倍氏を絶対に忘れない 于田ケリム（男性、二〇一八年に帰化）
第３章 ウイグル人であることは罪なのか
中国国家安全局のやり方 ハリマト・ローズ（男性、帰化申請中）
わが家の壁に習近平の写真 イリ（仮名・男性、帰化申請中）
いつ誰がどうなるかわからない アブドウラー（仮名・男性、帰化申請中）
信仰に篤い人への故なき弾圧 ラフマン（仮名、男性、帰化申請中）
「ウイグル人だから泊められない」 アリフ・ミジト（男性）
悔しくて夜も眠れません ムフタル（男性）
変わり果てた父 ムハラム・ムハンマド・アリ（男性）
第４章 収容所の内も外も地獄
ＳＮＳによる懐柔と篭絡工作 サウト・モハメド（男性）
心休まる日がない ムラット・エルキン（仮名・男性）
生き残るために連絡を絶つ エイティカル（仮名・男性）
決まり文句しか言えない母 ムハマット（仮名・男性）
収容所の内も外も地獄 タランチ（仮名・男性）
脅かされている家族 アフラン（仮名・男性）
パスポートを出す基準 サダー（仮名・男性）
第５章 サムライ精神の国へ
故郷ウイグルと切り離された環境 イリク（仮名・男性）
中国に戻る気持ちが失せた マウラン（仮名・男性）
臓器売買の話に驚かなくなった ムハンマド（仮名・男性）
外国に行くことすらできない ヌル（仮名・男性）
民族意識を持つ人は収容所行き アブラ（仮名、男性）
前途有望な人材が潰される カーディル（仮名、男性）
沈黙したままでは何も変わらない ホマー（仮名、女性）
解説 三浦小太郎
付録 中共のウイグル根絶―これが決定的証拠 アフメット・レテプ（日本ウイグル協会副会長）
収容所の内も外も地獄
ウイグルの兄と連絡が取れない、父と弟と親戚１２人が「学校」に行っている、親戚も同級生も収容所に、電話は盗聴、公安が家族を人質に情報提供を要求…日本人になっても、日本にいても中国による「ウイグル・ジェノサイド」は追ってくる。
これでも「証拠がない」と言えますか。ウイグル系日本人１３人、在日ウイグル人２１人が中国の弾圧を証言する。出典：産経新聞出版公式サイト