1990年3月25日初版発行
270頁
定価:1,388円(税込)
目次(収録作品)
1章 ことば術-正しい使い方・言い方とは何か 福田健
2章 うまい!といわれる文章・話術の組み立て方 長谷川潔
3章 「わかりやすい表現」7つのポイント 海保博之
4章 話術の基本とこころ 宮腰太郎
5章 「何を言わないか」-“言外の言”の表現法 原口庄輔
6章 論争と説得のバーバル・マネジメント 中川昌彦
7章 口説き言葉・別れ言葉の大わざ・小わざ 越佐三郎
8章 文章表現「添削教室」こう直すといい文章になる 三石由起子
9章 うまい文章・わかりやすい文章を書くコツ 能戸清司
10章 結婚披露宴のスピーチで失敗しない法 奥脇洋子
11章 辞書にないことばと用語 井周以知
本書は、文章や話すことに関したエッセー的なものを一書に構成したもの。
口説きの言葉、レトリック、結婚披露宴のスピーチについて等、色々な(雑多な)文章を収める。
筆者は、本書を書名から板坂元が言葉について論じたものと思い手にしたが、違っていた。板坂は「はじめに」を書いているだけである。
また、本書は特に益する所はなかった。
[筆者注]
横光利一の『蝿』の引用。
(p.48)「人馬の飛鳴が」。「悲鳴」の間違い。
(p.129)「男は黙ってサッポロボール」。「サッポロビール」。